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2026年も成人の日を終えましたが、改めて20歳を迎えた著名人を見ると、乃木坂46の菅原咲月さんや五百城茉央さん、櫻坂46の山﨑天さんや小島凪紗さん、そして2025年にちゃんみなさんプロデュースのもとデビューしたHANAのKOHARUさんやNAOKOさんといったガールズグループの躍進を感じます。
また、XGのCOCONAさんは自身の20歳の誕生日に、ノンバイナリーでAFABのトランスマスキュリンであることを公表し、それを受けて翌月の成人の日にグループ名も「Xtraordinary Girls」から「Xtraordinary Genes」に改名したことでグループ全体の連帯を感じさせました。
SNSネイティブである新成人たちは、自身の発言が社会に与える影響を肌で感じ取りながら、なにを発信すべきか常に取捨選択をしているのではないでしょうか。現代のアイコンともいえる新たな顔ぶれを紹介しながら、その現在地を考えていきたいと思います。

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※2022年に民法の一部が改正され、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、今なお多くの自治体が成人式を「二十歳のつどい」などとして20歳を対象に実施していることから、当記事においてのみ2025年度に20歳を迎える方々を「新成人」と表現させていただきます。ただし、当然ながら当メディアでは18歳の方々の門出も同じく応援しております。
2026年にはじまったことではありませんが、今の新成人はデジタルネイティブ世代であるため、もちろん個人差はあるものの、20歳を迎える前から情報をキャッチアップしたり、自身から発信したりすることに長けているという傾向があります。
そんな時代においては、成人になるということは大人になることを指すのではなく、自身の言葉や姿勢が社会にどういった影響を及ぼすか、きちんとその役目を引き受けはじめるひとつの区切りと捉えられるかもしれません。
特に冒頭で挙げた方々はデビュー当時から不特定多数に見られること、そして語られることを前提にカメラの前に立ってきたことは想像に容易いです。
望むと望まざるとにかかわらず、常にその動向を他人からジャッジされる可能性のある環境に身を置いてきたことを考えると、未成年のころから成人と同等の判断を求められていたと考えるべきでしょう。
前置きが長くなってしまいましたが、次項より今年度(2025年度)の新成人を紹介させてください。
多くのメディアがさまざまな人気タレントを挙げていますが、当メディアではガールズグループの躍進に敬意と期待を表して、それらに所属する新成人の女性たちにフォーカスしたうえで、冒頭で触れたとおりXGのCOCONAさんについても言及します。

AKB48の公式ライバルグループとして2011年に結成された乃木坂46は、2014年には1期生の生駒里奈さんがAKB48と、AKB48グループのひとつであるSKE48の松井玲奈さんが乃木坂46と兼任する「交換留学」が行われるなど、当初から競い合うような雰囲気はなく、現在は日本を代表するアイドルグループとして“王道”を突き進んでいます。
2015年に誕生した欅坂46(現櫻坂46)とけやき坂46(現日向坂46)ふくめ、今や「坂道シリーズ」は、国内で知らない人はいないといっても過言ではないほど大きく成長しました。
2025年度、乃木坂46からは菅原咲月さん、五百城茉央さん、奥田いろはさん、愛宕心響さん、瀬戸口心月さんが20歳となり、先日乃木神社にて成人式が執り行われました。午年にちなみ、奥田さんが自身たちのことを「パカラッパカラッ世代」と命名。
なお、2026年1月14日(水)にリリースされたばかりの最新アルバム『My respect』の3種の初回限定盤には、3期生、4期生、5期生それぞれ期別の新曲が収録されており、奥田さんは5期生楽曲「Just a sec.」のセンターを務めています。
2025年は高く評価されている歌声を武器に、名作ミュージカル『1789~バスティーユの恋人たち~』に出演するなど飛躍の年となりました。
副キャプテンを務める菅原さんも『なんで私が神説教』(日本テレビ)にて地上波連続ドラマ初出演を果たし、五百城さんも5期生としては初めてとなるソロ写真集『未来の作り方』(小学館)を発売するなど、それぞれが活躍の場を広げています。
なお、9月には5期生11名が勢ぞろいした、コーセー「メイク キープ」シリーズの「衝撃の紫外線ブロック」のweb CMも公開。それぞれが多様な表情を見せてくれています。
アイドルを起用したCMの効果については別の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。乃木坂46の5期生である池田瑛紗さん出演CMも紹介しています。
6期生の愛宕さんと瀬戸口さんは2025年にデビューしたばかりなので、それこそが人生を揺るがす大きな変化だったと思いますが、くわえて瀬戸口さんは40枚目のシングル「ビリヤニ」にて初選抜のうえ、同じく6期生の矢田萌華さんとWセンターを務めるという功績も残しました。
乃木坂46はメンバー数の多い大型グループなので、個と集団のバランスが問われつづける難しい立場だと思いますが、王道アイドルグループの新世代の顔として、それぞれがグループの歴史を背負いながらさらなる躍進を目指して大きく期待されていることがうかがえます。
2025年に1期生最後の在籍メンバーだった小池美波さんが卒業し、新体制となった櫻坂46からは、山﨑天さん、谷口愛季さん、小島凪紗さん、遠藤理子さん、山川宇衣さん、目黒陽色さん、稲熊ひなさんの7名が新成人になりました。
2期生の山﨑さんはグループの主軸メンバーでありながら、かねてよりファッション誌『ViVi』(講談社)の専属モデルを務めるなど、ファッション分野と密接した印象がありますが、2025年は初めて世界4大コレクションのひとつ「ロンドンファッションウィーク」にAPUJANのショーゲストとして招待されるなど、より強みを生かした年となった印象です。
10月にはWIND AND SEAとNBAによる新作コラボコレクション「THE CLASSIC SHOWDOWN COLLECTION」のキービジュアルモデルにも、同じく2期生の田村保乃さんとともに選出されました。
NBA x WIND AND SEA Collaboration
— WIND AND SEA (@windandsea_wear) October 9, 2025
2025.10.11(SAT) DROP
“THE CLASSIC SHOWDOWN COLLECTION”
90’s, 00’s, and 10’s — capturing the passion and history that defined the NBA through each era, blending the culture of the times into one expression. The focus is not on the… pic.twitter.com/ZEpjGeWdJv
3期生の谷口さんは、シングル表題曲の3列目を指すBACKによる公演「13th Single BACKS LIVE!!」の座長を務め、また2024年に夜間メニュー「夜マック」のweb CMに出演して以降、日本マクドナルドとの関係も強固なものとなり、10月には500円台からのセットメニュー「セット500」、12月にはダブルチーズバーガーセットのCMに起用されました(後者は同じ3期生の山下瞳月さんと共演)。
小島さんも朝の人気テレビ番組『ラヴィット!』(TBS)のシーズンレギュラーとして出演、遠藤さんも13枚目シングル「Unhappy birthday構文」にて初めて選抜されるなど、やはり活躍が目立ちます。
2025年にデビューしたばかりの4期生の山川さん、目黒さん、稲熊さんも、それぞれ今後の活躍が注目されているところです。
「誕生日がやってくるたび絶望を感じるよ」という歌詞がインパクト大の最新曲「Unhappy birthday構文」にもいえることですが、櫻坂46の持ち味は独特の表現力や強いメッセージ性。
新成人のメンバーはこれからますます、パフォーマンスを通じて人々に感情や思想を伝える役目を担い、若い世代を中心に共感を集める存在として大きな魅力を放つことでしょう。
日向坂46(旧:けやき坂46)は櫻坂46(旧:欅坂46)の妹分として2015年に結成されましたが、そもそもは親の意向で同グループのオーディション最終審査を辞退した長濱ねるさんの受け皿として誕生したといわれています。
オーディション終了後、やはり欅坂46に入りたいという本人の意思を汲んで、特例としてけやき坂46として活動することを条件に加入することが決まったのです。そのため最初のメンバーは長濱さんのみ。
その後けやき坂46のオーディションも行われ、メンバーが増加すると同時に人気も高まったものの、欅坂46の中に作られたグループということでアンダーグループだと認識されることもあり、くわえて結成のきっかけとなった長濱さんが2017年に欅坂46を専任することになり、存在意義さえも揺らぎかねない苦境を迎えます。
しかし2019年ついにシングルデビューを果たし、単独のグループとして独立。同時に日向坂46に改名されました。坂道シリーズの中でも明るいイメージの強い日向坂46ですが、実は笑顔の裏には苦労が隠されていたのかもしれません。
そんな同グループも2025年に1期生全員が卒業し、櫻坂46同様、新世代に関心が集まるなか、今年度の新成人としては宮地すみれさん(4期生)、竹内希来里さん(4期生)、松尾桜さん(5期生)、蔵盛妃那乃さん(5期生)という所属歴もフレッシュな4名が挙げられます。
特に5期生の松尾さん、蔵盛さんは2025年にデビューしたばかりで、未知数の可能性におひさま(日向坂46のファンネーム)も期待を寄せていることでしょう。
見る者を幸せにする「ハッピーオーラ」を掲げて活動している日向坂46ですが、新体制が始まり、全体の魅力だけでなくそれぞれの個性が輝きはじめるころかもしれません。

今やオーディションプロジェクトは定番コンテンツといえる存在感を放ち、各所でさまざまなコンセプトのもと行われ、いずれも多くの人々から人気を集めていますが、なかでも社会現象となった“ノノガ”こと『No No Girls』(2023年〜2025年)のインパクトは大きかったのではないでしょうか。
同プロジェクトのプロデューサーである、ちゃんみなさんの提示した「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」という応募条件に則って、国内にとどまらず韓国やアメリカなどから集まった人数は7,000名以上。
1次の書類審査を通過し、ちゃんみなさん、同プロジェクトのエグゼクティブプロデューサーを務めるBMSG代表取締役CEOのSKY-HIさんの前で、個々にパフォーマンスを披露する2次審査以降、その様子がYouTubeおよびHuluにて配信されたのですが、実際のオーディションの進行状況と配信のタイミングにはラグがあるため、このときすでに最終審査「No No Girls THE FINAL」をKアリーナ横浜で開催されることが発表されていました。
そしてその一般チケットは3分で完売。申し込み数はドーム規模に相当する約5万人に達し、急遽YouTubeにて1回限りの配信が決定しました。
「No No Girls THE FINAL」開催時にはそれまでのオーディション進行状況が配信されていたため、すでに多くのファンを惹きつけており、スタート時点で約40万人以上が同時視聴。その後も増加しつづけ、合格者(デビューメンバー)発表後には56万人を超えるという脅威の記録を作りました。
参照:ORICON MUSIC「『No No Girls』最終審査、同時接続56万人越え 反響相次ぐ「驚異の新人すぎる」「とんでもない」」
そこまで人々を興奮の渦に巻き込んだのは、のちにHANAとしてデビューした7名、そして最終審査からちょうど1年後の2026年1月11日に「ふみの」としてソロデビューを果たしたファイナリストのFUMINOさん、ならびに同オーディションに参加された候補者たちの類稀なる魅力あってこそ。
くわえて、ちゃんみなさんの言葉に共感する人も多く見られました。そもそも「No No Girls」は名前にも表れていますが、彼女自身がかつてガールズグループを志すも外見や声に対して「No」を突きつけられたという経験から、見た目や年齢、声を他人から否定されたり、自分自身を認められなかったりする参加者の才能を引き出して世界で活躍できるグループに導くために生まれたもの。
回を重ねるごとにまさしくそれを実現させていく、ちゃんみなさん、参加者たちに心を掴まれた視聴者は少なくないでしょう。多様性を尊重し、自己肯定を生むストーリーは、今の時代の象徴的プロジェクトといえます。
2026年2月25日(水)に1stアルバム『HANA』のリリースが発表されている(デジタルリリースは2月23日(月))HANAからは、KOHARUさんとNAOKOさんの2人が成人の仲間入り。
先に触れた最終審査は2025年1月に行われたため、その後の活躍ぶりは記憶に新しいところだと思いますが、おふたりともバラエティ番組に出演することも多く、音楽以外の分野においてもマルチに存在感を発揮しています。
好感度や認知度が起用の決め手となりがちなテレビCMにおいても、大塚製薬による「THE DAY.」とノノガがコラボし、デビュー発表の1月時点で「ボディメンテ」シリーズのテレビCMに出演(「THE DAY. オーディション」篇)。
10月には改めてHANAとなったメンバー全員とちゃんみなさんがそろって、同商品のテレビCM「THE DAY. 花と根」に出演し、商品購入に応じてオリジナルトレカがもらえるキャンペーンも実施されました。

CMでは、それぞれがステージに向けてひたむきに努力を重ねてきた様子を丁寧に描き、その姿を“花”開くまでの根の部分として、グループ名にちなんだ描写が行われ、最後に「自分だけの花を咲かせる。その根っこにあるのは、止めない努力と体調管理だ。」というメッセージが響きます。
また、NAOKOさんは同じく10月にマクドナルドの人気商品「三角チョコパイ」のテレビCM「いちごの暴力♡」篇にも出演。同CMおなじみの伊藤沙莉さんと共演し、得意のダンスを披露しました。

テーマになっている「いちごの暴力」は、オーディションの2次審査で初めてNAOKOさんのパフォーマンスを見たちゃんみなさんが、周りを圧倒するほどのスキル、表現力を受けて「これが実力の暴力です」と放った言葉が由来になっていることはファンであれば明白ですが、それがテレビCMに採用されることに、改めてノノガ、HANA、そしてNAOKOさんの期待値の高さを感じます。
またCM内で披露するダンスには、オーディションの課題曲としても使用され、のちにHANAの楽曲としてリリースされた「Drop」を彷彿とさせる部分もあり、実際、振り付けされたReiNaさんも一部動きを取り入れていることを明かすなど、やはり「わかる人にはわかる」要素が全国展開されるCMに落とし込まれています。
ちなみに伊藤沙莉さんは、撮影前日にもファンミーティングに参加されるほどHANAのファンであることを公言されており、当日は緊張したと発言されていますが、その後、同CMはシリーズ化され、CHIKAさん(11月放映「ティラミスの運命…」篇)とも共演を果たし、SNS上では「推しと共演するの熱い」といった声も多く見られました。
2026年1月20日からはMAHINAさんがマクドナルドの期間限定商品「マックフルーリー きのこの山とたけのこの里」のテレビCMに出演することが決まっており、グループ全体でマクドナルドと強固なつながりを見せているため、もしかしたらKOHARUさんふくめ他のメンバーのCMを見られる日も近いかもしれません。

ここまで、今を象徴するガールズグループにおける新成人について紹介してきましたが、そもそも属性を絞って言及している時点で今らしいとはいえません。
先に触れたようにAFABのトランスマスキュリンでノンバイナリーであることを公表したXGのCOCONAさんについては、別軸で語っていきたいと思います。
まず、XGというグループについて簡単に紹介すると、2022年にデビューした7人組グループ。K-POPグループと勘違いされることもありますが、全員日本人であり、とはいえJ-POPとも異なる「X-POP」を定義して活動しています。
グループ名は常識にとらわれない規格外の音楽性やファッション、パフォーマンスを通じて、世界中のさまざまな境遇の人々をエンパワメントするという意味をこめて「Xtraordinary Girls」と名づけられたのですが、2026年の成人の日に、性別を感じさせない「Xtraordinary Genes」に改名。この件についてくわしくは後述します。
そもそもはエイベックスが「世界で活躍できるダンス&ボーカルグループを育成する」という目的で2017年に始動した「X-Galaxy」というプロジェクトで、総括プロデューサーを務めるJAKOPS(SIMON)のもと、5年もの間共同生活を送りながら、ダンス、歌、語学を徹底して磨くというK-POP式の研修期間を経て、最終的に選ばれたのが現XGの7名。
日本人グループとしては初めて米トップチャート「US TOP 40」にランクインしたり(2023年発表3rdシングル「SHOOTING STAR」収録曲の「LEFT RIGHT」)、米雑誌『Billboard』の表紙に抜擢されるなど、アメリカをはじめ海外からも注目されている、名実ともにグローバルグループです。
その思想はファッションなどビジュアルにも表れており、時に大胆に捉えられる独創的なルックは度々大きな話題を呼び、社会の枠組みそのものを問う“Xtraordinary(規格外)”な姿勢を感じます。
また、その挑戦しつづける姿勢、そして音楽性やダンスのパワーが「Free to Shine(太陽の下、誰もが輝ける世界へ)」というブランドパーパスと合致しているという理由で、2025年2月には資生堂のANESSAの新ミューズに起用されました。
グローバルグループとして世界中に目を向けているとはいえ、もちろん自国での活動もおろそかにすることなく、2025年はコカ・コーラのテレビCMにも出演しています。
くわえて先般2026年1月18日(日)には、コカ・コーラ FIFAワールドカップのジャパンアンバサダーとして「コカ・コーラ FIFA ワールドカップ™ トロフィーツアー」お披露目イベントに出席するなど、活躍の幅は広がる一方です。
きたる2026年1月23日(金)に初のフルアルバム『THE CORE - 核』を控えているXGの中では、2025年COCONAさんが20歳を迎えました。
そしてその日にXGの公式Instagramにて「私はAFAB Transmasculine Non-binaryです。」と公表。あわせて、同年行ったという胸の切除手術痕の見える写真を公開しています。
「AFAB」は「Assigned Female At Birth」の略で、出生時に女性と割り当てられたことを指し、「トランスマスキュリン」は女性的とされている特徴よりも男性的とされている特徴を持つことを自認していることを指す言葉。
また、「ノンバイナリー」は自身の性自認が男性、女性どちらにも当てはまらない、または当てはめたくないことを指します。なかには、日によって感覚が異なるという人もいるようです。
COCONAさんの告白は大きな話題を呼び、特にネット上では胸の切除手術という不可逆な行為について心配する声も多く見られました。
AFABのノンバイナリー、あるいはトランスジェンダーなど性別違和を感じる人々全員が胸を切除する選択をするわけではありませんが、その違和感を軽減する役目を果たす重大な選択肢のひとつであることはたしかです。
特に現代の医療技術においては、傷跡が目立たないように切除する方法も増えているなか、COCONAさんの胸部にはしっかりと目視できる手術痕があり、ここにご自身の意思を感じ取ってしまうのはいささか性急でしょうか。
現在の成年年齢にも満たない16歳でデビューしたCOCONAさんは、XGとしてデビュー後、飛ぶ鳥を落とす勢いで世界中にはばたいてきました。自身の発言や行動が社会にどのような影響を及ぼすのか、成人になる前から深く理解してきたと想定できます。
そのうえで、20歳になったタイミングで決断を自分の言葉で示したことは、今まさしく同じ思いで悩んでいる方々の背中を押すことになるでしょう。
グループとしても、このカミングアウトを受けて、翌月の2026年1月12日(成人の日)に改名を発表しました。「少女」を意味する「Girls」から「遺伝子」を意味する「Genes」に変更した意図については、「核(CORE)に宿る力や創造性、そして常識にとらわれずに新たな文化をつくり続ける精神が込められて」いる、と説明。
さらに「XGの始まりである「Girls」から、さらにそのCOREにある「Genes」を原点として、より深く、より本質的な進化を遂げ、世界中のさまざまな境遇や背景を持つ人たちをエンパワーできる存在であり続けられるよう、これからも邁進してまいります。」と続けています。
COCONAさんは自ら枠組みを破りましたが、これをただ個人のカミングアウトと捉えずに、XGというグループの思想が地続きであることを示したことに、チーム全体の絆を感じるだけでなく、社会における責任をそれぞれが分担して持つことで常識を覆していくという覚悟も感じられます。
一時よりも「多様性」という言葉を聞く機会が減ったように感じますが、その場限りの表面的なダイバーシティブームが廃れたからではなく、社会に根づいて個々に持つそれを認め合うことが前提となったためだと信じたいです。
18歳、20歳はそれぞれひとつの区切りとなるかもしれませんが、その年齢になったからといって自動的に成人=大人になるわけではありません。ましてや“完成形”というわけでもないでしょう。
人はきっとおそらく、だれしも完成することなどないのかもしれません。ただ法律上18歳が成年と未成年の境界線として定められており、くわえて多くの自治体では過去の風習に倣って20歳を「新成人」として祝福しています。
いわば18歳、あるいは慣例として20歳は、自身の選択に責任を伴う年齢といえるでしょう。それぞれの立場を理解したうえで、発言すること、あるいは沈黙することを自分の手で選び取り、それが少なからず社会に影響を及ぼすと理解すること。
特に当記事で紹介させていただいた方たちは、人一倍多くの視線を日々浴びています。表現者として、どう向き合うべきか、常にその選択を迫られているのです。
新成人である18歳のいない成人式は、一人ひとりが社会とどう向き合うべきか考えるきっかけとして機能しているのかもしれません。
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