マーケティング戦略

メルマガ担当になったものの、「ネタがない」「面白いメルマガが書けない」と悩んでいませんか。情報発信の手段が多様化した現代においても、メルマガは企業と生活者をつなぐコミュニケーション手段として、改めて注目されています。
一方で、売り込み中心の配信が続くと、開封されずに埋もれてしまうケースも少なくありません。そこで関心を集めているのが、思わず開きたくなる“面白いメルマガ”の企画力です。
本記事では、メルマガを面白くする考え方から、ネタ切れ時に役立つ企画例、ネタ探しのコツなどをまとめて紹介します。読者との関係構築やファン化を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

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メールは、企業と読者が「1対1」でつながれる距離感の近いメディアです。SNSのように不特定多数へ向けて情報を発信するメディアとは異なり、メールは個人の受信箱に直接届くため、よりパーソナルな文脈で情報を届けられます。
その一方で、企業メルマガはキャンペーン告知や売り込み情報に偏りやすく、内容が単調になると「また同じメール」と判断され、開封されなくなってしまいがちです。
SNS全盛の現代においても、継続的に読まれている企業メルマガには共通点があります。それは、商品情報を並べるだけでなく、読み手の興味を引く企画力が備わっていることです。
面白い切り口や意外性のあるネタは、開封率やクリック率だけでなく、ブランドへの好意形成にもつながります。メルマガのネタ力は成果に直結する重要な要素といえるでしょう。
ここでいう「面白い」とは、単なる娯楽性だけを指すものではありません。クスッと笑える要素、思わず読み進めたくなる工夫、読後に少し得をした気持ちになれる情報。この3つの軸を意識することで、企業メルマガは読者に歓迎されるコミュニケーションへと変わっていきます。

面白いメルマガの企画には、「熱量」と「意外性」という軸があります。まず、前提となるのが、ユーザー視点に立ったコンテンツ設計です。
企業側の伝えたいことを一方的に並べるのではなく、読者にとって「役立つ」「共感できる」と感じられるテーマを意識することで、メルマガは自然と読まれるようになります。自社都合の売り込みが続くと、開封されない、あるいは配信解除につながりやすい点は意識しておくべきでしょう。
ユーザー視点を押さえたうえで、メルマガの印象を左右するのが、書き手や企業の個性です。商品やサービスが似通いやすいなかで、考え方やスタンス、人となりが伝わる内容が他社との差別化につながります。
読み手の予想を少し裏切る切り口や率直な言葉には意外性が生まれ、「次も読んでみたい」という期待感を高めるでしょう。ただし、個性を出すことが目的化すると、ブランドの価値観とのズレが生じるため、整合性は欠かせません。
また、どれだけ内容が良くても、読みにくい文章では魅力が伝わりません。構成を整理し、短くテンポよく読める工夫を重ねれば、読者の負担を減らしつつ心を動かすメルマガが配信できるでしょう。熱量や意外性は、最後まで読みたいと思わせる設計と組み合わさってこそ、効果を発揮するのです。

メルマガを継続して配信していると、ネタに悩む場面は少なくありません。そんなときは、新しい企画をひねり出そうとするよりも、視点を少し変えることが効果的です。
ここでは、ネタ切れ時もすぐに取り入れやすい企画をタイプ別に紹介します。
小ネタは情報収集というよりも、読み物として楽しめるため、日常的な接点づくりに向いています。
「今日の雑学」や「数字で見る○○業界」「業界トレンドや時事ニュース」といったテーマは、売り込み色を抑えながら、企業の専門性を自然に伝えられるでしょう。既存の読者に向けたメルマガだからこそ、少し砕けた切り口や裏話も受け入れられやすい傾向があります。
また、「社内で流行しているもの」や「スタッフのおすすめ○○」といったテーマは、企業やブランドへの親近感を育てる定番ネタです。スタッフが実際に使って感じたポイントや活用のコツを紹介すれば、ユーザー目線の情報として信頼感も高まります。
「ブランドの裏話・こぼれ話」や「企画でボツになった案を公開する」といった内容は、メルマガ読者だけが知れる情報として特別感を演出できます。「担当者のやらかし話」など、人となりが見えるエピソードも、メルマガの温度を上げる有効な切り口です。
参加型の企画は、企業・ブランドとの関係性を一段階深めやすいのが特徴です。クイズや2択投票、アンケートなどは、読者の負担が少なく、気軽に参加してもらいやすいでしょう。
正解者への限定特典や、回答結果を次回のメルマガで紹介するといった仕掛けを加えることで、継続的な開封へとつなげられます。
謎解きや間違い探しは、画像を活用することで視覚的にも楽しめる企画です。自社制作に限らず、人気のあるクリエイターやイラストレーターとコラボすれば、メルマガ会員限定の特別感を高めることもできます。
また、次回のテーマをアンケートで決めるなど、読者の関心を直接企画に反映できれば、ネタ切れ対策としても有効なうえ、ブランドをともに作っているという意識が高められるため顧客のロイヤル化にもつながるでしょう。
ネタ切れを防ぐうえで効果的なのが、連載型の企画です。毎号決まったコーナーがあることで、企画をゼロから考える負担が減り、読者にとっても継続して開封する理由づくりになります。
週替わりコーナーやスタッフリレーコラム、ブランドキャラクターによる日記、「今週の推しアイテム」などは、無理なく続けやすい企画です。
ファン投稿コーナーを設ければ、テキストだけでなく、写真投稿やファンアート、ハッシュタグ連動などにも発展し、コミュニティの形成につながるでしょう。
企画の向き・不向きは業種によっても異なります。インテリアやハンドメイド雑貨においては、作り手の想いや制作背景など、心情に寄り添った物語性のある企画が好まれやすく、CtoCサービスにおいてはユーザー参加型企画が効果的でしょう。
アパレルブランドならスタッフの推し服紹介、D2Cブランドにおいては創業秘話や開発背景をストーリー仕立てで伝える企画などが考えられます。
共通しているのは商品説明だけで終わらせず、読者の感情を動かす設計がされている点です。ネタ切れに悩んだときは、「何を書くか」よりも「どんな気持ちで読んでもらいたいか」に目を向ければ、企画のヒントが見えてくるでしょう。

メルマガのネタ探しに困ったときは、「新しい情報を探さなければ」と考えがちですが、必ずしも目新しさが必要なわけではありません。読者の感情や日常に目を向けたり、すでに持っている情報を別の角度から捉えなおしたりすることで、無理なく続けられるネタを見つけられるでしょう。
ここでは、ネタ切れ時に意識したい発想法と探し方のコツを解説します。
季節の移り変わりや天気、日常のなかで感じる小さな「あるあるネタ」は、読者の感情に触れやすいテーマです。
たとえば、季節特有の悩みや気分の変化、その時々のトレンドなどは、構えずに読める話題といえます。専門的な情報でなくても、「わかる」「自分もそう思っていた」と共感できる内容は、メルマガを開く理由になりやすいでしょう。
社内に目を向けると、メルマガ向きのネタは意外と多くあります。スタッフの推し紹介や日々のミニ失敗は、共感の生まれやすい題材です。
失敗談も、あくまで“あるあるネタ”として紹介し、そこから得た学びや改善につなげた流れを伝えることで、ネガティブな印象を避けられるでしょう。また、数字や成果の裏にある背景、会議中に出た言葉の意味を深掘りするなど、過程に焦点を当てるのも有効です。
商品やサービスそのものだけでなく、その周辺にある豆知識や裏話もネタになります。制作の背景や職人技、関連分野のちょっとした知識などは、読者の知的好奇心を刺激しやすいポイントです。
直接的なアプローチをしなくても、「知らなかった」「なるほど」と思わせる発見があれば、メルマガの満足度は高まるでしょう。
過去に配信したメルマガも、見直せば貴重なネタの宝庫です。反応が良かったテーマは、切り口を変えて掘り下げたり、1つの内容を複数回に分けて展開したりすれば再活用できます。同じテーマでも、別の角度から語ることで新鮮さを保てるでしょう。
アンケートや投票で次回のテーマを読者に決めてもらう方法も効果的です。読者参加型にすれば双方向性が生まれ、メルマガへの関心度が高まります。
参加やリアクションが当たり前になったSNS時代において、自分も関わっていると感じられる設計が、メルマガへの親近感やブランドへの愛着を自然と高めてくれるでしょう。

面白さを取り入れたメルマガは、メールマーケティングと非常に相性が良いといえます。メールは開封率やクリック率などの指標をもとに効果検証しやすく、企画や件名、構成を少し変えるだけでも成果に差が現れます。こうした特性から、PDCAを回しながら「読まれる理由」を探り、改善していくことが可能です。
また、面白さを軸にしたメルマガは、単なる情報配信にとどまらず、ブランドとの関係を深めていく役割も果たします。売り込み一辺倒ではないコミュニケーションを重ねれば、長期的な信頼や好意形成につながっていくでしょう。
メールマーケティング全体の考え方や施策については、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

メルマガを面白くするために必要なのは、特別なアイデアや奇抜な企画よりも、「読者に楽しんでもらいたい」という姿勢です。日々の出来事や小さな気づきを丁寧にすくい上げ、読者の生活にそっと寄り添うような内容を届けることで、メルマガは自然と開封され続けるメディアになるでしょう。
ネタ切れに感じる瞬間も、視点を変えて見直せば、日常のなかに企画の種は見つかります。“中の人”の愛情が伝わるメルマガこそ、長く支持されるファン化ツールになるでしょう。
顧客をファン化する、あるいはファンとなった顧客との関係を深めるマーケティング手法「ファンマーケティング」についてくわしく解説している記事もあるので、あわせてご覧ください。
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