“読書離れ”の時代。来店促進と読書人口拡大の必要性

「Skettt」を導入する前はどのような課題を抱えていたのでしょうか?
北田さん:まず、背景として“読書離れ”の危機意識がありました。令和5年度の文化庁の調査によると、日本では16歳以上の62.6%の人が1ヶ月に1冊も本を読まないそうです。
未来屋書店はイオングループなので、イオンモールをはじめとするショッピングセンターに出店しています。そこで店舗の前をたくさんのお客さんが通行していますが、その6割は本を月に1冊も読まないという状況です。
だからこそ、そういった人たちの足を止めて、少しでも本に興味を持っていただけるようなきっかけを作ること、そこからさらに読書人口を増やしていくこと。それが課題であり、使命でもあります。
未来屋書店のビジョンは、「地域のお客さまに、良質な情報と、ワクワクする顧客体験を提供し続ける」です。
読書離れが進む今、本に興味がない人が「本っておもしろいのかもしれない」と思える瞬間を作らなくてはなりません。
その答えの1つが、ブラックフライデーに合わせた「本屋の黒フェス」という企画でした。










