コロナ後の認知回復の起爆剤としてタレント起用を検討

「Skettt」を導入した背景について教えてください。
澤さん:当社は、海外旅行保険と火災保険のバリューイノベーターになることを経営理念に掲げています。
「Skettt」導入前は、新型コロナウィルスによる海外渡航制限が解除され、海外旅行が徐々に回復してきたところだったのですが、3年間の空白期間中に当社の海外旅行保険の認知度がリセットされてしまったという課題がありました。
また、火災保険においては、2025年10月に世の中の満期更改を迎える契約が多いことから、これを期に市場シェアの拡大を計画しています。
弊社は国内旅行大手JTBと北米保険グループAIGの合弁会社ではありますが、他社と比較して会社自体の認知度が低いということもあり、もっと当社および保険商品をお客様に認知してもらいたいと考えていました。
認知獲得に向けて他の施策も検討されていたのでしょうか?
澤さん:そうですね、SEO対策なども行って効果は現れていました。
ただ、やっぱりそれだけでは足りないので、何かしらの起爆剤が必要だと考えていました。
それから、2024年に「たびほ犬」というキャラクターを作ったのですが、自分たちで新しいキャラクターを作ってブランディングをしていくとなると、まずキャラクターが認知されて育っていく必要があり、それが商品と紐づいていくと考えるとかなり長い話になるんですよね。
そこで、すでに出来上がっているタレントさんのイメージや知名度をブランディングに活用させていただけたらいいなと思っていました。